容量(Wh)の選び方
更新日:2026-09-09
本記事は、防災用にポータブル電源を検討している方向けに、必要な容量の考え方や選び方の目安を一般的な情報をもとに整理したものです。
家電の消費電力・停電の想定日数・製品価格やキャンペーン内容は変更される場合があり、記載の数値はあくまで目安です。
実際の使用可能時間は気温・バッテリー劣化・変換ロスなどにより変動します。購入前には必ずメーカー公式サイトで最新の仕様・価格をご確認ください。
【結論】まず自分の家族構成に近い行を見てください
| 世帯・用途 | 目安容量 | できること |
|---|---|---|
| 一人暮らし・最低限 | 300〜500Wh | スマホ充電・照明・情報収集を1〜2日 |
| 2人暮らし・数日の停電 | 700〜1,000Wh | 上記に加え、扇風機・電気毛布なども使用 |
| 3〜4人家族 | 1,000〜1,500Wh | 家族分の充電に加え、冷蔵庫を断続的に稼働 |
| 長期停電・在宅時間が長い家庭 | 2,000Wh以上 | 冷蔵庫・電子レンジなど複数家電を継続使用 |
これはあくまで出発点です。次の章で紹介する計算式を使えば、自分の家庭に合った容量をもっと正確に見積もれます。
このページで分かること
- 最近の地震・台風から見る、停電への備えの重要性
- 必要な容量(Wh)を自分で計算する方法
- 家族構成・世帯人数別の容量目安
- 短期停電と長期停電、それぞれの考え方
- 冷蔵庫・電子レンジなど家電別の使用可能時間
- 容量帯別のJackeryおすすめモデル
- ソーラーパネルの必要性、選ぶときの注意点、よくある質問
目次
最近の地震・台風から見る、停電への備え
結論として、「自分の地域は大丈夫」と思っていても、停電は決して他人事ではありません。
2026年7月28日、熊本県熊本地方でマグニチュード7.1の地震が発生し、宇城市・氷川町では最大震度7を観測しました。大きな地震は、事前の予測が難しく、備えがあるかどうかで直後の数日間の過ごしやすさが大きく変わります。
また、台風や大雨による停電も、決して珍しいことではありません。静岡県のまとめによれば、ある台風では東京電力管内・中部電力管内をあわせて最大約22,950戸が停電し、電力会社側の設備復旧が終わった後も、屋内配線の不良などにより停電が続いた建物があったと報告されています。日本気象協会は2026年9月の台風発生数を平年並みの4〜7個、日本への接近数を2〜4個と見通していますが、1つの台風による大雨・暴風の影響が大きくなる可能性は常にあると注意を呼びかけています。
停電は「電力会社の復旧」だけで終わらないこともある
台風や地震の後、電力会社の設備そのものは復旧していても、自宅の屋内配線が損傷している場合、停電が個別に続くことがあります。「近所は電気が戻ったのに、うちだけ停電が続いている」というケースも起こりうるため、地域全体の復旧見込みだけを頼りにせず、自宅用の備えを持っておくことが安心につながります。
こうした状況を踏まえると、「もしもの時に何ができれば十分か」を先に決めておくことが、ポータブル電源選びの一番の近道です。次の章では、その基準となる「必要な容量(Wh)」の計算方法を紹介します。
必要な容量(Wh)を計算する方法
結論として、「容量Wh × 0.8 ÷ 使いたい家電の消費電力W」で、おおよその使用可能時間が計算できます。
ポータブル電源の容量は「Wh(ワットアワー)」という単位で表示されます。これは、その電源にどれだけの電力を蓄えられるかを示す数値です。バッテリーから家電へ電力を送る際には変換ロスが発生するため、実際に使える電力量は表示容量の8割程度で見積もるのが現実的とされています。
使用可能時間の計算式
使用可能時間(時間) = 容量(Wh) × 0.8 ÷ 家電の消費電力(W)
たとえば、1,000Whのポータブル電源で消費電力50Wの扇風機を使う場合、1,000×0.8÷50=16時間が目安になります。まず「災害時に何を、どれくらいの時間使いたいか」をリストアップし、それぞれの消費電力を掛け合わせて必要な容量を積み上げていくと、自分に合ったモデルが見えてきます。
1人1日の最低限に必要な電力の目安
スマートフォンの充電2回、照明、ラジオなどによる情報収集を合わせると、1人1日あたり約100〜150Whが目安とされています。この数字に、家族の人数と想定する停電日数を掛け合わせることで、最低限必要な容量のベースラインを出すことができます。
家族構成・世帯人数別の容量目安
結論として、世帯人数が増えるほど、また使いたい家電が増えるほど、必要な容量は大きくなります。
一人暮らしの場合(目安:300〜500Wh)
一人暮らしで、スマートフォンの充電・照明・情報収集用のラジオなど最低限の用途に絞るなら、300〜500Wh程度のコンパクトなモデルでも十分対応できます。価格を抑えつつ、持ち運びやすいモデルから防災を始めたい方に向いています。
2人暮らしの場合(目安:700〜1,000Wh)
2人暮らしで、スマホ充電に加えて扇風機や電気毛布などの季節家電も使いたい場合は、700〜1,000Wh程度のモデルが目安になります。夏場・冬場それぞれの季節家電を想定しておくと、実際の停電時に「容量が足りなかった」という事態を避けやすくなります。
3〜4人家族の場合(目安:1,000〜1,500Wh)
子どもがいる家庭や3〜4人家族の場合、家族分のスマホ・タブレットの充電に加え、冷蔵庫を断続的に稼働させることまで考えると、1,000〜1,500Wh程度が現実的な目安になります。冷蔵庫は起動時に瞬間的に大きな電力(定格の3〜5倍程度)を必要とするため、定格出力にも余裕を持たせておくと安心です。
長期停電・在宅時間が長い家庭の場合(目安:2,000Wh以上)
在宅ワークでパソコンを長時間使う方、医療機器ではない生活家電を複数同時に使いたい方、あるいは復旧までに数日〜1週間程度かかる可能性を考えておきたい方は、2,000Wh以上の大容量モデルが候補になります。電子レンジや炊飯器のような一時的に大きな電力を使う家電まで見据える場合も、大容量帯を検討する価値があります。
在宅医療機器を使用している場合の注意
多くのメーカーは、ポータブル電源をCPAPや酸素濃縮器などの生命維持に関わる医療機器の主電源として使用することを推奨していません。ポータブル電源はあくまで「緊急時の一時的なつなぎ」という位置づけであり、医療機器を使用している方は、必ず医療機器メーカーおよび主治医に相談したうえで検討してください。
短期停電と長期停電、考え方の違い
結論として、過去の停電実績を見ると「通常は数日以内に復旧するケースが多い一方、被害が大きい場合は1週間以上かかることもある」という前提で備えるのが現実的です。
| 災害・時期 | 復旧までの目安 |
|---|---|
| 2018年 北海道胆振東部地震 | 約2日で99%復旧 |
| 2019年 台風15号(千葉) | 99%復旧まで約12日 |
※上記は過去の代表的な事例の参考値です。実際の復旧日数は、災害の規模・地域のインフラ状況によって大きく異なります。
この2つの事例からも分かる通り、倒木や配電網の損傷が広範囲に及ぶケースでは、復旧に1週間以上かかることもあります。設計の考え方としては、「通常の停電なら2日分」を基本にしつつ、山間部や倒木リスクの高い地域にお住まいの方、あるいは在宅時間が長い方は、より余裕を持った容量を検討しておくと安心です。内閣府など政府系の備蓄推奨でも、水・食料などの家庭備蓄は「最低3日分、できれば1週間分」が一般的な目安とされており、電源についてもこの考え方を参考にできます。
家電別の消費電力と使用可能時間の目安
結論として、「その家電を何時間使いたいか」を先に決めることで、必要な容量がより具体的に見えてきます。
| 家電 | 消費電力の目安 | 1,000Whでの使用可能時間の目安 |
|---|---|---|
| スマートフォン充電 | 約10〜15Wh/回 | 約50〜80回分 |
| LED照明 | 5〜10W | 約80〜160時間 |
| 扇風機 | 30〜50W | 約16〜27時間 |
| ノートパソコン | 約30〜65W | 約12〜27時間 |
| 液晶テレビ(32型前後) | 50〜100W | 約8〜16時間 |
| 冷蔵庫(断続稼働) | 約100〜150W(起動時は瞬間的により大きな電力) | 約5〜8時間相当分 |
| 電子レンジ | 1,000〜1,500W | 約30〜48分 |
| 電気毛布 | 50〜100W | 約8〜16時間 |
※消費電力は製品によって差があり、あくまで一般的な目安です。使用可能時間は「容量(Wh)×0.8÷消費電力(W)」の計算式にもとづく概算で、実際の数値は気温やバッテリー状態により変動します。電子レンジ・炊飯器・冷蔵庫など、起動時に瞬間的な電力(定格出力の3〜5倍程度)を必要とする家電を使う場合は、本体の定格出力にも余裕があるか確認してください。
正弦波かどうかも確認しておきたいポイント
冷蔵庫・電子レンジ・炊飯器など、モーターや精密な制御を使う家電を安定して動かすには、家庭のコンセントと同じ「正弦波」出力に対応したモデルを選ぶことが推奨されています。矩形波(簡易的な波形)のモデルでは、一部の家電が正常に動作しない、異音が発生するなどのケースがあるため、購入前に出力方式を確認しておきましょう。
容量帯別のJackeryおすすめモデル
ここまでの計算をもとに、実際にどのモデルを選べばいいか、容量帯別にJackeryのラインナップを紹介します。Jackeryは世界累計販売台数700万台を突破し、国内の「ポータブル電源およびポータブルソーラーパネル」市場で7年連続売上高・販売台数No.1を獲得しているブランドです。
一人暮らし〜2人暮らしに
Solar Generator 1000 New 100Wは、容量1,070Wh・定格出力1,500Wのモデルです。1,000Wh〜1,500Whクラスの中でも最小ボディを実現しており、収納場所を取りたくない方に向いています。Amazon売れ筋ランキングでも上位に入る、初めての1台としても選びやすいモデルです。
※価格は2026年9月時点でJackery公式サイトに表示されていたセール価格の一例です。セール内容・価格は変更される場合があるため、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
2人暮らし〜3人家族に
Solar Generator 1500 New セットは、容量1,536Wh・定格出力2,000Wで、1,000Wh〜1,500Whクラスで最小ボディを実現しているモデルです。ソーラーパネルとのセットになっているため、停電が長引いた場合の追加充電手段もあわせて確保できます。
3〜4人家族に
Jackeryポータブル電源2000 Newは、容量2,042Wh・定格出力2,200Wで、2,000Wh容量帯の中でも業界最軽量クラスとされているモデルです。冷蔵庫の断続稼働や、家族分の家電を同時に使いたい家庭に向いています。ソーラーパネルとセットになった「Solar Generator 2000 New 200W」では、世界初とされるCTB技術を採用し、太陽光発電による継続的な補充電にも対応しています。
長期停電・家庭防災の本命に
Solar Generator 3600 Plus セットは、容量3,584Wh・定格出力3,000Wの大容量モデルです。「大容量でも現実的」をコンセプトに、暮らし目線での家庭防災を想定して設計されており、複数日にわたる停電や、冷蔵庫・電子レンジなど複数家電を同時に使いたい家庭の本命候補になります。
少しでも安く買いたい方へ
会員登録・友達紹介・メルマガ登録など、Jackery公式サイトで使える特典をまとめています。購入前にチェックしておくと、表示価格からさらにお得になる場合があります。
ソーラーパネルは必要?
結論として、短期の停電なら事前充電だけでも対応できますが、3日以上の停電や冷蔵庫の継続使用まで想定するなら、ソーラーパネルの検討価値は高くなります。
ポータブル電源は、普段からこまめに充電しておけば、短期間の停電であればソーラーパネルなしでも十分対応できます。一方で、停電が長引く場合や、冷蔵庫のように継続的に電力を消費する家電を使い続けたい場合は、200〜400W以上のソーラーパネルを組み合わせておくと現実的な備えになります。ただし、発電量は天候・季節・設置角度によって大きく変わるため、メーカー公表値どおりに常に充電できるとは限らない点は理解しておきましょう。
選ぶときに確認したい注意点
冷蔵庫や電子レンジなどモーターを使う家電を安定して動かすには、家庭のコンセントと同じ正弦波出力に対応しているか確認しましょう。
容量(Wh)だけでなく、同時に使える最大電力を示す「定格出力(W)」も確認が必要です。冷蔵庫など起動時に瞬間的な電力を必要とする家電は、定格出力に余裕を持たせておくと安心です。
容量が大きくなるほど本体は重くなります。避難時に持ち出す可能性がある場合は、重量も含めて検討しましょう。
災害時に故障していては意味がありません。保証年数や修理・回収サービスの有無も、長く安心して使うための判断材料になります。
防災用としてしまい込むだけでなく、キャンプや車中泊、日常のアウトドアでも活用できるモデルを選ぶと、いざという時に「使い方が分からない」という事態を避けやすくなります。
本記事は、公開されている一般的な情報とメーカー公式サイトの情報をもとに、編集部ができるだけ分かりやすく整理しています。
よくある質問
まとめ|まず「何を、何時間使いたいか」から逆算しよう
ポータブル電源選びで一番大切なのは、ランキングの上位モデルを選ぶことではなく、自分の家族構成と「何を、何時間使いたいか」から必要な容量を逆算することです。
一人暮らしなら300〜500Wh、3〜4人家族なら1,000〜1,500Wh、長期停電まで備えたいなら2,000Wh以上が一つの目安になります。最近の地震・台風のニュースを見て備えを考え始めた方は、この記事の計算式を使って、まず自分の家庭に必要な容量を出してみてください。そのうえで、容量帯に合ったモデルを選べば、後悔のない1台にたどり着けるはずです。
※本ページはプロモーションを含みます。製品価格・セール内容・スペックは予告なく変更される場合があります。家電の消費電力・使用可能時間は目安であり、実際の数値は気温・バッテリー状態・製品仕様により変動します。ご購入の際は、必ずメーカー公式サイトで最新情報をご確認ください。掲載した災害・停電に関する情報は、2026年9月時点で確認できた公開情報にもとづきます。

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