NIPTの受けどき
※本記事は検査についての一般的な情報の整理で、受検をすすめたり診断をしたりするものではありません。受けられる時期や条件は施設によって異なります。受けるかどうかは、医師や遺伝カウンセラーに相談のうえご判断ください。
この記事の結論
NIPTは、早期NIPTを行うクリニックなら妊娠6週から、多くの施設では10週からが目安です。早く受けると「早く結果を知り、考える時間を長くとれる」一方で、赤ちゃん由来のDNAが少ないため、再検査になることもあります。
- 早く受ける良い点:結果を待つ不安な時間が短くなる/結果を受けてから考えたり準備したりする時間が長くなる/再検査になっても時間に余裕がある
- 気をつけたい点:判定できず再検査になることがある/陽性でも確定検査は11週以降まで受けられない/心拍確認や双子かどうかの確認が先に必要
- 選び方:早く受けたいなら、9週以降にもう一度受けられる仕組みのあるクリニックを選ぶと安心
いちばん大切なのは、産婦人科で心拍を確認してから受けることと、受ける前に結果をどう受け止めるかを家族で話し合っておくことです。
妊娠6週から予約できる
早期NIPTは、9週以降にもう一度、追加費用なしで受けられるクリニックで
平石こどもクリニックは、妊娠6週からNIPTを受けられ、9週以降にもう一度、追加費用なしで検査できます。年齢制限や紹介状はなく、全国約100の提携院で採血できます。予約は妊娠がわかった時点から受け付けていて、採血の前ならキャンセルも無料です。
※予約から来院まで、同じスマホ・同じブラウザで続けて手続きするとスムーズです。
30秒でわかる、いまのあなたの動き方
いまの妊娠週数を選んでください。
→ まずは産婦人科で心拍を確認するのが先です。その間に、受けるかどうかを家族で話し合っておきましょう
→ 早期NIPTを受けられます。9週以降にもう一度受けられる仕組みのある施設を選ぶと安心。「早く受ける良い点と気をつけたい点」へ
→ 多くの施設でNIPTを受けられる時期です。結果までの日数を考えて、早めに予約しましょう
→ NIPTを受けられる施設が限られてきます。受けたい場合は、すぐに施設に問い合わせを。「週数別の動き方」へ
このページで分かること
- NIPTが「10週から」とされることが多い理由
- 妊娠6週から受けられる早期NIPTの仕組み
- 早く受ける良い点と、気をつけたい点
- 早い時期に受ける前に確かめたいこと
- 「いま何週か」別の動き方
- 早期NIPTを受けるクリニックの選び方
目次
NIPTが「10週から」とされることが多い理由
NIPTは、お母さんの血液に混ざっている、赤ちゃん由来のDNA(正確には胎盤から出てくるDNA)を調べる検査です。このDNAの量が、妊娠の週数が進むにつれて増えていくことが、受けられる時期の違いのもとになっています。
| ポイント | わかっていること |
|---|---|
| 胎盤由来のDNAの割合 | お母さんの血液中のDNAのうち、胎盤由来はおよそ2〜20%。妊娠7週ごろから検出でき、週数とともに増える |
| 判定に必要な量 | 多くの検査法では、胎盤由来のDNAが一定の割合(4%前後とされることが多い)に届かないと、結果を出せない(判定保留) |
| 多くの施設が10週からにしている理由 | 10週ごろまでは胎盤の発育が十分でなく、DNAの量が足りずに判定が難しいことがあるため |
| 実際に受けている時期 | 日本医学会の認証制度の2023年度の集計では、9週以下で受けた人は全体の約1.5%。多くは10〜13週に受けている |
※表は横にスクロールできます。医療機関の説明資料や、検査法に関する公開情報、出生前検査認証制度等運営委員会「令和5年度(2023年度)実施状況報告」(認証施設の検査分析機関の集計、9週以下663件/総数43,136件)をもとに編集部が整理しました。必要な割合は検査法によって異なります。
早期NIPTは、少ないDNAでも解析できる技術を使っている
妊娠6週から受けられるクリニックは、少ない量のDNAでも解析できるとする技術や検査機関を使って、早い時期の検査を行っています。それでも、週数が早いほどDNAが足りずに判定保留になる可能性はあります。そのため、早期NIPTを行うクリニックの中には、9週以降にもう一度検査できる仕組みを用意しているところがあります。
早く受ける良い点と、気をつけたい点
妊娠6週で受けるか、10週まで待つか。どちらにも良い点と気をつけたい点があります。同じ物差しで並べてみましょう。
| 比べるところ | 6〜9週で受ける(早期NIPT) | 10週以降で受ける |
|---|---|---|
| 結果がわかる時期 | 妊娠8〜10週ごろに結果がわかる | 妊娠11〜13週ごろ以降に結果がわかる |
| 結果を待つ不安な期間 | 短い | 10週まで待つぶん長くなる |
| 判定保留(再検査)の可能性 | 週数が早いほど高くなる | 低くなる |
| 再検査の時間の余裕 | 大きい | 週数によっては限られる |
| 陽性のときの確定検査 | 絨毛検査は11週ごろ、羊水検査は15週ごろまで待つ必要がある | 結果のあと、比較的すぐに確定検査に進める |
| 受けられる施設 | 早期NIPTを行う一部のクリニックに限られる | 認証施設を含め、選択肢が多い |
※表は横にスクロールできます。一般的な傾向を編集部が整理したものです。結果がわかる時期は、結果までの日数をおおよそ1週間前後とした場合の目安です。
早く受けて安心できる人が多い一方で、陽性なら待つ時間がある
NIPTの結果は、ほとんどの方が「陰性」です。早く受ければ、そのぶん早く安心できます。一方で、陽性だった場合は、確定検査を受けられる週数になるまで待つことになります。早く知ることは、考える時間を長くとれる良さと、待つ時間が長くなる負担の両方があることを知っておきましょう。
「判定保留」は、それだけで異常という意味ではない
判定保留は、DNAの量などの理由で結果を出せなかったという意味で、それだけで赤ちゃんに異常があるということではありません。ただし、海外の研究では、胎盤由来のDNAの割合が低い場合に染色体の変化が見つかる割合がやや高かったという報告もあり、判定保留のときは再検査や相談をきちんと受けることが大切です。
早い時期に受ける前に確かめたいこと
妊娠の早い時期は、赤ちゃんの状態がまだ安定していない時期でもあります。早期NIPTを受ける前に、産婦人科で次の3つを確かめておきましょう。
心拍が確認できるのは、一般に妊娠6〜7週ごろです。妊娠の初期は、残念ながら流産となることも少なくない時期なので、心拍を確認してから受けるのが基本です。
双子の場合や、初期に片方の赤ちゃんが育たなくなった場合(バニシングツイン)は、NIPTの結果に影響することがあります。超音波で赤ちゃんの数を確かめ、申し込みのときに伝えましょう。
最終月経から数えた週数と、超音波で測った週数がずれていることがあります。週数が実際より早いと、DNAが足りずに判定保留になりやすくなります。産婦人科で確認した週数を伝えましょう。
受ける理由と、陽性だったときのことを家族で話し合っておく
早く受けたい気持ちが強いときほど、申し込む前に一度立ち止まって、なぜ受けたいのか、陽性だったらどうするかをパートナーと話し合っておきましょう。早期NIPTを行うクリニックでも、受ける前に無料でカウンセラーに相談できるところがあります。受けない選択をする方もたくさんいます。
週数別の動き方
「いま何週か」によって、やることと選べる施設が変わります。自分の週数の行を見てください。
| いまの週数 | やること | 選べるNIPT |
|---|---|---|
| 4〜5週 | 産婦人科で妊娠と週数を確認。受けるかどうか、どこで受けるかを家族で話し合い、相談先を調べておく | まだ受けられない。早期NIPTのクリニックには予約だけできることも |
| 6〜9週 | 心拍と赤ちゃんの数を確認してから採血。結果が出たら、必要に応じて9週以降に再検査 | 早期NIPTを行うクリニック |
| 10〜13週 | 多くの施設で受けられる時期。結果までの日数と、陽性時の確定検査の時期を逆算して早めに予約 | 認証施設・認証外のクリニックとも選べる |
| 14〜15週 | 受け付けの期限が近い施設がある。すぐに問い合わせ、結果のあとの確定検査の時期も確認 | 受け付けている施設に限られてくる |
| 16週以降 | NIPTを受けられる施設がさらに限られる。かかりつけ医に相談し、ほかの検査も含めて考える | 施設に直接確認が必要 |
※表は横にスクロールできます。一般的な目安を編集部が整理したものです。受け付けの週数は施設によって異なります(認証施設では妊娠10週0日〜15週6日など)。
早期NIPTを行うクリニックの料金やサポートを詳しく知りたい方へ
早期NIPTを受けるクリニックの選び方
早期NIPTを選ぶなら、「早く受けられるか」だけでなく、判定保留や陽性のときにどう支えてくれるかで比べることが大切です。
| 確かめたいこと | なぜ大事か |
|---|---|
| 9週以降にもう一度受けられるか(費用は) | 早い時期は判定保留になりやすい。再検査に追加費用がかかるかで、総額が変わる |
| 受ける前後に相談できるか | 結果の読み方や、陽性のときの次の一歩を一緒に考えてくれる人がいるか |
| 陽性のときの確定検査の費用と受け先 | 確定検査は10万円以上かかることもある。費用の負担と、どこで受けられるか |
| 近くで採血できるか | つわりの時期でもある。遠くまで通う負担が少ないか |
| 料金の内訳がはっきりしているか | 検査料以外に、会費や追加料金がかからないか |
※表は横にスクロールできます。編集部が作成したチェック表です。
平石こどもクリニックの場合
- 妊娠6週から採血でき、9週以降にもう一度、追加費用なしで検査できる
- 認定遺伝カウンセラーに、検査の前も後も無料で電話相談できる
- 陽性だった場合の羊水検査などの確定検査の費用を全額負担
- 恵比寿の本院のほか、全国約100の提携院で採血できる
- 表示している検査料以外の費用はかからないと案内されている
2021年5月から妊娠6週からのNIPTを行っており、早期のNIPTを早くから手がけてきたクリニックです。
早期NIPTを受けた人の声
妊娠の早い時期にNIPTを受けた方の声を、Googleの口コミや、NIPTの体験談をまとめたサイト、SNSから編集部で調査し、傾向を要約しました。
良かったという声
- 年齢的にリスクを早めに知っておきたく、6週から受けられて良かった
- 不安な気持ちのまま何週間も過ごさずに済んだ
- 早い時期に一度受け、もう一度受けられる仕組みがあって安心だった
- 受ける前にカウンセラーに電話で相談でき、気持ちを整理できた
気になったという声
- 料金が大きく、決めるまでに悩んだ
- 結果が届くまで、思っていたより日数がかかった時期があった
- 陽性だったときに、確定検査まで待つ間の過ごし方に悩んだ
引用元:Googleの口コミ/NIPTの体験談サイト/Instagram・Xの投稿 ※編集部が調査・要約したもので、個別の投稿を転載したものではありません。
編集部コメント
早く受けた方の多くは「不安な時間が短くなった」ことを良かった点に挙げていました。一方で、陽性だった方は、確定検査を受けられる週数まで待つ時間のつらさを書いていました。早く知ることの良さと、待つ時間の負担の両方を知ったうえで、相談できる体制のあるクリニックを選ぶことが、早期NIPTで後悔しないための大切なポイントです。
早期NIPTを予約する前のチェックリスト
- 産婦人科で心拍を確認できた
- 赤ちゃんの数(双子かどうか)を確認した
- 超音波で確認した、正確な妊娠週数がわかっている
- 受ける理由と、陽性だったときのことを家族で話し合った
- 9週以降にもう一度受けられるか、その費用を確かめた
- 陽性のときの確定検査の費用と、受けられる場所を確かめた
よくある質問
本記事は、NIPTに関する医療機関の説明資料、検査法に関する公開情報、日本医学会 出生前検査認証制度等運営委員会の「令和5年度(2023年度)実施状況報告」、平石こどもクリニックの検査の案内、Googleの口コミ・NIPTの体験談サイト・SNSに寄せられた声をもとに、編集部が2026年10月12日時点の情報で作成しています。医療上の判断を行うものではありません。受ける時期や施設は、医師や遺伝カウンセラーに相談のうえでご判断ください。
まとめ:早く受けるなら、もう一度受けられる仕組みと相談体制で選ぶ
NIPTは、多くの施設では妊娠10週から、早期NIPTを行うクリニックでは妊娠6週から受けられます。この違いは、お母さんの血液に含まれる胎盤由来のDNAの量が、週数とともに増えていくことによるものです。
早く受けると、不安な時間が短くなり、考える時間も長くとれます。一方で、判定保留になる可能性があり、陽性だった場合は確定検査を受けられる週数まで待つことになります。心拍と赤ちゃんの数、正確な週数を確かめてから受けましょう。
早く受けるなら、9週以降にもう一度受けられ、受ける前後に相談でき、陽性時の確定検査まで支えてくれるクリニックを選ぶ。これが、早期NIPTで後悔しないための選び方です。
※本記事は医療上の判断を行うものではありません。NIPTを受けられる週数、判定保留の起こりやすさ、結果までの日数は、施設や検査法によって異なります。料金・サポート内容は2026年10月時点の情報で、変更される場合があります。検査を受けるかどうか、いつ受けるかは、医師や遺伝カウンセラーに相談のうえでご判断ください。



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