ラクスルバンクの特徴・手数料比較
※手数料・還元率は2026年10月時点の内容で、変わることがあります。口座開設には審査があります。
30秒でわかる、ラクスルバンクが合うかどうか
上から順に答えてください。
はい(設立したばかりの会社も含む) → Q2へ
いいえ(個人事業主) → ラクスルバンクは対象外です。個人事業主も使えるネット銀行の比較へ
200円以上(店舗型の銀行など) → 乗り換えや併用で、振込コストを大きく下げられます。ラクスルバンクが向いています
100円台(ネット銀行) → Q3へ
注文する・これから使う予定 → デビットカードのポイント(2.0%)をそのまま経費に使えるので、ラクスルバンクがお得です
まったく使わない → 振込手数料だけで比べるなら、GMOあおぞらネット銀行との違いも確認しましょう
このページで分かること
- ラクスルバンクとは何か、GMOあおぞらネット銀行との関係
- 良い評判・口コミ、注意しておきたい評判・口コミ
- メリット・デメリット
- 振込手数料・維持費の詳細と、振込回数別の年間コスト
- GMOあおぞらネット銀行との違いと、ポイントを含めた実質コスト
- 審査の内容・必要書類・日数の目安
- 向いている法人・向いていない法人、口座開設の流れ、よくある質問
目次
ラクスルバンクとは|GMOあおぞらネット銀行との関係
結論として、ラクスルバンクは独自に銀行免許を持つ銀行ではなく、GMOあおぞらネット銀行の銀行機能(BaaS)を利用した法人向け金融サービスです。
運営会社の「ラクスルバンク株式会社(RAKSUL BANK INC.)」は、印刷通販・集客支援プラットフォームを展開するラクスル株式会社の100%子会社として2024年11月に設立されました。
2025年10月29日に関東財務局から銀行代理業の許可を取得し、2025年11月27日に法人向け金融プラットフォーム「ラクスルバンク」の提供を正式に開始しています。
自社で銀行免許を持つのではなく、GMOあおぞらネット銀行を所属銀行とする「銀行代理業」として、同行とBaaS(Banking as a Service)利用契約を結んで運営している点が特徴です。開設される口座は、GMOあおぞらネット銀行の「ラクスルバンク支店」の口座という扱いになります。
ラクスルバンクでは、普通預金口座の開設・振込・入出金明細のダウンロードといった基本的な銀行機能に加え、デビットカードの発行、複数銀行口座の残高・入出金明細をまとめて確認できる機能などが利用できます。口座の管理はラクスルバンクの専用アプリまたはWeb版から行い、普段使っているラクスルのメールアドレス・パスワードでそのままログインできる仕組みになっています。
口座を開設できるのは法人(非課税法人を含む)で、1法人につき1口座までです。
法人登記をしていない団体であっても、所定の要件を満たし必要書類を準備すれば口座開設が可能な場合があるとされています。
ラクスルバンクの良い評判・口コミ
結論として、振込手数料の安さ・開設スピード・ラクスルとの連携を評価する声が、業界メディアの報道を中心に見られます。
業界メディアの報道では、ラクスルバンクの他行宛振込手数料119円は、従来型の店舗型金融機関と比べて約40%以上のコスト削減につながる水準として紹介されています。中小企業へのヒアリングでは「他行あての振込手数料が積み重なり、毎月3万〜5万円かかっている」という声もあり、こうした見えにくいコストを減らす狙いが評価されています。
申込みから審査、口座開設までをパソコン・スマートフォンからオンラインで完結できる点、条件を満たせば最短当日で口座開設が完了する点が、サービスの特徴として紹介されています。
デビットカード決済で得られるポイントは、ラクスル内の印刷・チラシ・名刺・ホームページ制作などのサービスに1ポイント=1円で利用できます。もともとラクスルを利用している中小企業にとっては、実質的な経費削減につながる仕組みとして紹介されています。
注意しておきたい評判・口コミ
結論として、2025年11月に始まった新しいサービスのため、利用者本人による具体的な口コミはまだ多くありません。否定的な口コミも、調査時点では見当たりませんでした。
X(旧Twitter)上で見つかる投稿の多くは、ラクスルや業界メディアによるサービス開始の告知で、利用者本人による使用感の投稿はまだ多くありません。
2026年8月にGMOあおぞらネット銀行が他行宛振込手数料を100円に下げたため、振込手数料だけを比べると差がつきました。ただし、ラクスルバンクはデビットカードの還元率が2.0%と高く、カード利用が月4万円ほどあれば、ポイントで差額を上回る計算になります(くわしい比較はこちら)。
対象は法人のみです。屋号付き口座を検討している個人事業主の方は、他のネット銀行を検討する必要があります。
報道の引用元:Web担当者Forum/ペイメントナビ/ラクスル株式会社 プレスリリース(PR TIMES)
編集部コメント
「口コミが少ない=怪しい」というわけではなく、単純にサービスの歴史が浅いことが理由です。運営元はラクスルという上場企業の100%子会社で、口座そのものはGMOあおぞらネット銀行の口座(ラクスルバンク支店)なので、預けたお金の管理は銀行が行います。安全性の面で特別に心配する点は少なく、あとは「振込の件数」と「ラクスルを使うかどうか」で、自社に合うかを判断するとよいでしょう。
ラクスルバンクのメリット7つ
店舗型の金融機関でよく見られる数百円の振込手数料と比べると、大幅にコストを抑えられます。たとえば他行宛1件550円の銀行から切り替えると、月30件の振込で年間約15万5,000円の削減になります。
月額利用料・口座維持手数料はかかりません。インターネットバンキングの月額料金がかかる銀行もあるため、固定費を増やしたくない新設法人にも向いています。
取引責任者と代表者が同一の場合など、条件を満たせば最短当日での口座開設が期待できます。審査状況や銀行休業日の申込みでは、数日かかることもあります。
デビットカードの発行手数料・年会費は無料で、通常2.0%(一部除く)のポイントが還元されます。ポイントはラクスル内の印刷・チラシ・名刺・ホームページ制作などに1ポイント=1円で使えるので、印刷物の発注がある法人ほど、そのまま経費の削減になります。
口座残高・入出金明細の確認、デビットカードの利用状況チェック、振込の申請・承認までアプリで完結します。全銀協フォーマットのCSVをアップロードすれば、最大99件の振込を一括で申請できる機能もあり、経理業務の効率化に役立ちます。
会社設立が完了していれば、設立間もない法人でも申し込みが可能です。会社の登記完了後、早い段階で決済用の口座を用意したい場合に検討しやすいサービスです。
システムメンテナンス時を除き24時間365日リアルタイムで入出金でき、振込の承認など重要な操作には2段階認証が採用されています。
デメリット・注意点
対象は法人(非課税法人含む)のみです。屋号付きの個人事業主口座を作りたい場合は、他のネット銀行を検討する必要があります。
デビットカードで貯まるポイントは現金ではなく、ラクスル内のサービス(印刷・広告・HP制作等)で使えるポイントです。名刺や封筒、チラシなどの発注がまったくない法人は、2.0%還元を活かしにくくなります。
口座開設にはGMOあおぞらネット銀行所定の審査があります。申込内容と登記情報が一致しない場合などは、開設までに時間がかかることがあります(審査の対策はこちら)。
前述の通り、老舗のネット銀行と比べると、第三者による評判・体験談の情報量はまだ限られています。
ラクスルバンクの手数料
結論として、口座開設・維持は無料、振込はGMOあおぞらネット銀行宛が無料、他行宛が一律119円(税込)です。
振込手数料
| 振込先 | 手数料(税込) |
|---|---|
| GMOあおぞらネット銀行宛 | 無料 |
| 他の金融機関宛 | 119円/件 |
口座開設・維持費
口座開設費、月額の口座維持手数料は、いずれも0円です。デビットカードの発行手数料・年会費も無料です(紛失などによる再発行は有料)。
月30回振り込んだ場合の年間コスト
| 他行宛手数料(1件) | 月30件の年間コスト | ラクスルバンクとの差 |
|---|---|---|
| 店舗型の銀行(例:550円) | 198,000円 | 155,160円お得 |
| ラクスルバンク(119円) | 42,840円 | ― |
| GMOあおぞらネット銀行(100円) | 36,000円 | 6,840円高い |
※店舗型の銀行の手数料は一例です。実際の金額は銀行や振込方法によって違います。
いま店舗型の銀行で振込をしている法人なら、ラクスルバンクに切り替えるだけで、月30件で年間約15万円の削減になります。
GMOあおぞらネット銀行との差(年6,840円)は、デビットカードのポイントで埋められるかどうかがポイントです。次の章で詳しく比べます。
他のネット銀行との料金差も詳しく確認したい方へ
GMOあおぞらネット銀行・ドコモSMTBネット銀行・PayPay銀行・楽天銀行との振込手数料・開設スピードの比較や、振込回数別の年間コストシミュレーションは、以下の記事で詳しく解説しています。
ラクスルバンクとGMOあおぞらネット銀行の違い
結論として、両者は「別の銀行」ではなく、同じGMOあおぞらネット銀行の口座を、それぞれ異なるアプリ・特典で利用できる関係にあります。
そもそも別の銀行なの?
ラクスルバンクは独立した銀行ではなく、GMOあおぞらネット銀行の「ラクスルバンク支店」の口座を、ラクスルバンク株式会社が銀行代理業として取り次いでいるサービスです。銀行機能そのものはGMOあおぞらネット銀行が提供し、ラクスルバンク側はアプリのUI・UX、ポイント還元プログラムなどの付加価値を提供する、という役割分担になっています。
| 比較項目 | ラクスルバンク | GMOあおぞらネット銀行 |
|---|---|---|
| 銀行機能の提供元 | GMOあおぞらネット銀行(共通) | |
| 他行宛振込手数料 | 119円 | 100円 |
| デビットカードの還元 | ラクスルポイント2.0% | キャッシュバック1.0% |
| 対象 | 法人のみ | 法人・個人事業主・個人 |
| アプリ・UI | ラクスルバンク専用アプリ | GMOあおぞらネット銀行アプリ |
| ログイン方法 | ラクスルアカウントでログイン | GMOあおぞら発行のIDでログイン |
※GMOあおぞらネット銀行の還元率は、ビジネスデビットの通常の還元率です。条件によって変わる場合があります。
ポイントまで入れた「実質コスト」で比べると?
振込手数料の差は、月30件で年6,840円です。一方、デビットカードの還元率はラクスルバンクが2.0%、GMOあおぞらネット銀行が1.0%で、カード利用額の1%分がラクスルバンクの上乗せになります。
| デビットカードの利用額 | 上乗せ分(年間) | 振込差額(年6,840円)と比べると |
|---|---|---|
| 月3万円 | 3,600円 | GMOあおぞらが少しお得 |
| 月6万円 | 7,200円 | ラクスルバンクがお得 |
| 月10万円 | 12,000円 | ラクスルバンクがお得 |
※月30件の他行宛振込で計算。ラクスルポイントはラクスルのサービスで使う前提です。振込件数が少ないほど、ラクスルバンクが有利になりやすくなります。
結局どっちがおすすめ?
経費の支払いをデビットカードにまとめ、ラクスルで印刷物や名刺を発注する法人なら、ラクスルバンクのほうが実質的にお得になりやすくなります。
一方、カードはほとんど使わず振込が中心で、ラクスルも利用しないなら、GMOあおぞらネット銀行本体も候補です。個人事業主の方はGMOあおぞらネット銀行を選びましょう。
ラクスルバンクの審査は厳しい?
結論として、審査の詳しい基準は公開されていませんが、法人口座に共通する「事業実態の確認」がポイントになると考えられます。
審査では何を確認される?
法人口座の審査は、犯罪収益移転防止法(マネー・ロンダリング対策)の観点から、金融機関に共通して求められている手続きです。ラクスルバンクの審査もGMOあおぞらネット銀行所定の基準にもとづいて行われ、法人の登記情報、事業内容、取引責任者(代表者等)の本人確認情報などが確認されるのが一般的です。
必要書類
申込みには、取引責任者の本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)と、法人の履歴事項全部証明書(登記簿謄本)などの提出が必要です。オンラインでの本人確認に対応しているため、郵送のやり取りを省略できる場合があります。日本国籍を持たない方が取引責任者となる場合は、在留カードまたは特別永住者証明書の提出が必要です。
審査にかかる日数
取引責任者と代表者が同一の場合など、条件を満たせば最短当日の開設が期待できます。
審査状況や銀行休業日の申込みでは、開設までに数日程度かかる場合があります。急ぎの場合は、平日の早い時間に申し込むとスムーズです。
申し込み前の5つのチェック
- 法人名・所在地・法人番号を、登記簿謄本とまったく同じ表記で入力する
- 本人確認書類が有効期限内か、住所が最新かを確認する
- 書類の画像は、文字がはっきり読める明るさで撮影する
- 事業内容は、何を・誰に・どうやって売っているかを具体的に書く
- ホームページや名刺、取引先との契約書など、事業の実態がわかるものを手元に用意しておく
審査が不安な方へ
法人口座の審査に落ちる理由や、審査に比較的柔軟とされる銀行の傾向、事前対策のチェックリストをまとめた記事もあわせてご覧ください。
ラクスルバンクがおすすめな法人・おすすめしない法人
おすすめな法人
- 新しく会社を設立し、早く法人口座を用意したい
- 店舗型の銀行で振込をしていて、手数料を下げたい
- 口座維持費を抑えたい
- 普段からラクスルの印刷・集客支援サービスを利用している、これから使う予定がある
- デビットカードで経費決済を管理したい
- アプリで銀行業務をまとめて管理したい
おすすめしない法人・人
- 個人事業主として口座を作りたい(対象外)
- カードをほとんど使わず、ラクスルも利用しない
- 対面窓口での相談を重視したい
ラクスルバンクの口座開設方法
結論として、口座開設の申込みはラクスルバンクのWebサイトから行います。ラクスルのアカウントがあればそのまま申込みに進めます。
本記事は、ラクスルバンクとGMOあおぞらネット銀行が公表しているサービス内容、プレスリリース、業界メディアの報道をもとに、編集部が調査・作成しています(2026年10月12日時点の情報)。
よくある質問
まとめ|ラクスルバンクは振込コストと開設スピードを重視する法人の候補
結論として、ラクスルバンクは「店舗型の銀行の振込手数料を下げたい法人」と「ラクスルで印刷物を発注する法人」に特に向いている法人口座です。
他行宛振込119円・口座維持費0円・最短当日開設・デビットカード2.0%還元という組み合わせは、新設法人や振込回数の多い中小法人にとって検討しやすい条件です。店舗型の銀行から切り替えれば月30件で年間約15万円の削減になり、デビットカードを月6万円以上使うなら、ポイントまで含めてネット銀行の中でも有利になりやすい水準です。口座維持費はかからないので、まずはメインの銀行と併用する形で始めてみるのもよいでしょう。
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※手数料・還元率は2026年10月時点の税込通常料金です。口座開設の可否はGMOあおぞらネット銀行の審査によります。

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