※料金は2026年11月時点で確認できた各社の公式情報・公開情報にもとづく目安です。プランや機器の構成で金額は変わるため、導入前に各社で最新の料金を確認してください。
この記事の結論
飲食店のPOSレジは「店の規模」と「誰が設定・トラブル対応をするか」で選ぶのが正解です。スタッフが複数いて客数が多い店はポスタス、まずは費用をかけずに始めたい小規模店はfunfo。この2つを軸に、既存のサービスとの連携を重視するならスマレジやAirレジも候補になります。
- 30席以上・スタッフ複数・ハンディやセルフレジも欲しい:ポスタス(機器・設置・365日の電話と駆けつけサポートまで一式)
- 20席未満・個人店・まず無料で試したい:funfo(iPad1台、月額0円のBasicプランから)
- テイクアウトがある店:2027年4月から店内10%・持ち帰り1%の切り替えが必要。レジの入れ替えには補助金も使える
記事の中盤に、居酒屋・ラーメン・カフェ・焼肉・テイクアウト中心・キッチンカーの業態別おすすめ表と、席数別の選び方を用意しました。
スタッフが複数いる店・客数が多い店に
ポスタス:飲食店専用POSを機器・設置・365日サポート込みで
テーブル管理、キッチン伝票、ハンディ、セルフレジ・券売機まで対応。資料で構成と費用の目安を確認できます。
小規模店・個人店に
funfo:POSレジとモバイルオーダーを月額0円から
iPad1台でPOSレジ・QRコード注文・LINE連携まで。食べ放題・飲み放題の時間管理にも対応しています。
30秒でわかる、あなたの店に合うPOSレジ
上から順に答えてください。
3人以上 → Q2へ
1〜2人(オーナー中心) → funfo(モバイルオーダーで注文を取る手間を減らす)か、Airレジ・Squareの無料プラン
とても困る(会計待ちの行列・クレームになる) → Q3へ
手書き伝票でなんとかなる → 低価格のPOSでも十分。比較表で機能を確認
ない・営業に集中したい → ポスタス(設置・研修・365日の電話と駆けつけサポート込み)
ある・自分で調べて設定できる → スマレジ・ユビレジなども選択肢
目次
飲食店のPOSレジ6選 比較表
比べたのは、飲食店で特に差が出る「月額」「ハンディ・セルフオーダー」「キッチン連携」「サポート」「機器の設置」の5つです。
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| 項目 | ポスタス | funfo | スマレジ | Airレジ | ユビレジ | Square |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 月額(飲食向け) | 15,400円〜 | 0円〜 | フードビジネス15,400円 | レジ0円+オーダー13,200円〜 | 6,900円〜(ハンディ込み8,400円〜) | 0円〜(プラス13,000円) |
| ハンディ | ○ | ○(Pro以上) | ○ | ○(オーダー) | ○ | ○(プラス) |
| セルフ・モバイルオーダー | ○(オプション) | ◎(標準) | ◎(フードビジネスに標準) | ○(オーダー) | ○(オプション) | ○ |
| セルフレジ・券売機 | ◎(1台で両方) | - | ○(連携) | △(連携サービス) | △ | △ |
| キッチン連携 | プリンター・ディスプレイ | プリンター(Pro以上) | プリンター・ディスプレイ | プリンター・モニター | プリンター | ディスプレイ(KDS) |
| サポート | 365日電話+駆けつけ | 導入時の専任サポートあり | プランにより電話あり | 電話・チャット | 電話・メール・駆けつけ | 無料サポート |
| 機器の設置 | 現地調査・設置まで対応 | 自分で(iPad1台から) | 自分で(相談可) | 自分で | 相談可 | 自分で |
| 向いている店 | 中規模以上・多店舗・人手不足 | 小規模・個人店・インバウンド | 機能を自分で組み合わせたい店 | Airペイなどを使っている店 | ハンディ中心の店 | カフェ・テイクアウト中心 |
※2026年11月時点で確認できた各社の公式情報・公開情報をもとに編集部が整理しました。ポスタス・スマレジは税込、Airレジ オーダーは税込(ハンディ+キッチンモニターのプラン、ハンディ5台まで)、ユビレジ・Squareは公開情報の表示金額です。機器代・決済手数料は含みません。正確な料金は各社でご確認ください。
各サービスの特徴とおすすめの店
飲食店で「注文から会計まで止まらずに回せるか」と「導入・運用の手間の少なさ」を基準に並べています。店の規模によって最適なサービスは変わるので、おすすめの店もあわせて確認してください。
中規模以上・人手不足の店に
パーソルグループのポスタス株式会社が提供する、飲食店専用のPOSレジです。テーブルごとの会計状況をトップ画面で一目で確認でき、キッチン伝票の出力、ハンディ、セルフオーダー、テイクアウトまで一つのシステムでつながります。1台で券売機(先払い)と精算機(後払い)を切り替えられるセルフレジは、昼は券売機・夜は後会計という店にも合います。
| 月額(税込) | 15,400円〜(レジ1台)/20,350円〜(ハンディ5台付き) |
|---|---|
| 初期費用(税込) | 396,000円〜(レジ1台、機器・設置サポート込み) |
| 強み | ネットが切れても営業を続けられる、365日電話+回数制限なしの駆けつけ |
- 設置・設定・スタッフ研修まで任せられる
- セルフレジ・券売機まで同じシステム
- 補助金(インボイス枠)の対象として案内
- 無料プランはない
- 正確な金額は見積もりが必要
- 契約から利用開始まで約3週間
小規模・個人店に
POSレジ・モバイルオーダー・モバイル決済を1つのアプリで使える、飲食店専用のサービスです。月額0円のBasicプランでも、POSレジ・QRコード注文・LINE連携が使えるのが最大の特徴で、導入店舗は5,000店舗を超えています。食べ放題・飲み放題の時間管理、セット・コース、4か国語のメニュー表示にも対応しています。
| 月額(税込・年間払い) | Basic 0円/Pro 4,950円(3台まで)/Pro Plus 9,900円(10台まで) |
|---|---|
| 必要なもの | iPad(iPad専用アプリ) |
| 強み | 無料から試せる、お客様のスマホで注文できるのでホールの人手を減らしやすい |
- 月額0円から始められる
- モバイルオーダーが標準
- LINEでリピーター施策ができる
- iPadが必須
- 台数やキッチンプリンターはPro以上
- アプリ内決済には手数料がかかる
機能を自分で組み合わせたい店に
アクティブ店舗数5万店以上のクラウドPOSレジです。基本機能は無料のスタンダードプランから使え、飲食店向けの「フードビジネス」プラン(月額15,400円・税込)では、オーダーエントリー(ハンディ)とお客様のスマホから注文できるモバイルオーダーが標準で使えます。アプリマーケットで機能を足せる自由度の高さが強みです。一方で、機器の選定や設定は自分で進める場面が多くなります。
Airペイなどをすでに使っている店に
リクルートが提供する無料のPOSレジアプリです。レジ機能は0円で使え、ハンディやモバイルオーダーは「Airレジ オーダー」(ハンディ+キッチンモニターのプランで月額13,200円・税込、ハンディ5台まで)を追加します。決済の「Airペイ」、予約台帳の「レストランボード」、シフト管理の「AirShift」と同じIDでつながるので、すでにAirシリーズを使っている店には自然な選択です。
ハンディ中心で回す店に
iPadで使うPOSレジの老舗で、基本プランは月額6,900円〜、ハンディを含むプランは8,400円〜と公開されています。ホールスタッフがハンディで注文を取り、キッチンに飛ばす運用と相性がよく、電話・メール・駆けつけのサポートも用意されています。QRコードでのオーダー・決済はオプションで追加します。
カフェ・テイクアウト中心の店に
決済サービスのSquareが提供する飲食店向けPOSレジで、フリープランは月額0円、ハンディやコース設定などが使えるプラスプランは月額13,000円(店舗ごと、ハンディ端末の利用は別途月額2,000円)です。決済手数料は2.5%〜。オンライン注文とPOSが一体で、カウンター注文のカフェやテイクアウト中心の店に向いています。ハードウェアは料金に含まれないため、自分でそろえます。
業態別のおすすめ
同じ飲食店でも、「注文を誰が取るか」と「会計がいつか」で必要な機能はまったく違います。
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| 業態 | 注文・会計の特徴 | 重視する機能 | おすすめ |
|---|---|---|---|
| 居酒屋(30席以上) | 追加注文が多い、団体客、後会計 | ハンディかモバイルオーダー、飲み放題の時間管理、キッチン伝票 | ポスタス |
| 居酒屋・バル(20席未満) | 少人数で回す、常連が多い | モバイルオーダー、LINE連携 | funfo |
| ラーメン・定食・そば | 回転が速い、先払い | 券売機・セルフレジ、キャッシュレス、自動釣銭 | ポスタス(セルフレジ・券売機) |
| 焼肉・食べ放題 | 卓ごとに追加注文、時間制 | 残り時間の管理、ラストオーダー、モバイルオーダー | funfo(時間管理)/ポスタス(大型店) |
| カフェ | カウンター注文、店内と持ち帰りが混在 | 税率の切り替え、キャッシュレス、追加注文の導線 | funfo/Square |
| テイクアウト・弁当・惣菜 | 事前注文、受け取り時間の管理 | 事前決済のテイクアウト注文、税率(2027年4月から1%の方針) | ポスタス/Square |
| 多店舗・チェーン | 本部でメニュー・売上を管理 | 複数店舗管理、メニュー一括配信、分析 | ポスタス |
| キッチンカー・イベント | 場所が変わる、1人営業 | 持ち運べる端末、無料で使えること | Airレジ/Square |
※各社の公式情報をもとにした編集部の目安です。同じ業態でも、席数やスタッフ数で最適なサービスは変わります。
席数別の選び方と月額の目安
〜20席:まず無料で始めて、足りなくなったら上げる
オーナー中心で回す規模なら、funfoのBasic(月額0円)やAirレジの無料プランで十分です。注文を取る手間を減らしたいなら、お客様のスマホで注文できるfunfoが便利です。月額の目安:0〜5,000円前後
20〜50席:ハンディかモバイルオーダーを必ず入れる
ホールスタッフが2〜3人以上になると、注文の聞き間違いやキッチンへの伝え漏れが増えます。キッチン連携とハンディ(またはモバイルオーダー)は必須です。スタッフの入れ替わりが多い店ほど、操作研修とサポートがある一式型が安心です。月額の目安:1万〜2万円前後
50席以上・多店舗:止まらないことを最優先に
レジが止まったときの損失が大きく、本部での管理も必要になります。オフラインでも動くこと、365日の電話と駆けつけ、複数店舗の一括管理を基準に選びましょう。人手不足ならセルフレジ・券売機も検討します。月額の目安:2万円前後〜(構成による)
※各社の公開料金をもとにした編集部の目安です。機器代・決済手数料は含みません。初期費用込みの総額の比べ方は「POSレジの導入費用相場」でまとめています。
2027年4月の税率変更で、飲食店のレジに起きること
2026年9月15日、2027年4月1日から2年間、飲食料品の消費税率を8%から1%に引き下げる方針(大綱)が閣議決定されました。店内飲食は10%のままなので、テイクアウトがある飲食店は「10%と1%」の切り替えが必要になります。
| 同じハンバーグ弁当(税抜1,000円) | いま | 2027年4月から(方針) |
|---|---|---|
| 店内で食べる | 1,100円(10%) | 1,100円(10%) |
| 持ち帰る | 1,080円(8%) | 1,010円(1%) |
| 店内と持ち帰りの差 | 20円 | 90円 |
※閣議決定された方針(大綱)にもとづく編集部の計算例です。価格設定(税込価格をそろえるかなど)は店の判断によります。
差が4.5倍になると、切り替えミスが「クレーム」になる
いまは店内と持ち帰りの差が1,000円あたり20円ですが、2027年4月からは90円になる見込みです。注文のときに店内か持ち帰りかを確実に選べ、税率を自動で切り替えられるレジでないと、会計ミスやお客様とのトラブルにつながります。税率を自分で設定し直せない古いレジは、入れ替えを検討する時期です。
レジの入れ替えには補助金が使える
税率変更に向けて、2026年9月15日以降のスマートレジ導入やPOSレジの改修を、あとから補助金で申請できる「事前着手制度」が新しく作られました。ソフト・役務は最大4/5、上限350万円です。通常のインボイス枠との違いや計算例をまとめています。
飲食店のPOSレジ 失敗しない選び方5つ
スタッフがハンディで取るのか、お客様がスマホで注文するのか、券売機で先に払うのか。ここで必要な機能とサービスが大きく分かれます。
キッチンプリンターで伝票を出すか、キッチンディスプレイで見るか。ドリンク場と調理場を分けたいなら、出し分けができるかも確認します。
クラウド型のPOSでも、オフラインで注文・会計を続けられるかはサービスによって違います。繁盛店ほど、ここが一番の差になります。
飲食店のトラブルは夜と週末に起きます。平日昼だけのサポートでは、いちばん困る時間に助けてもらえません。駆けつけの有無も確認しましょう。
テイクアウトがあるなら、2027年4月の税率変更に対応できるか。入れ替えるなら、補助金の対象製品かどうかも確認しておきましょう。
よくある失敗例
店が忙しくなってから機能を足すと、オプション料金と機器代が積み上がります。1年後の席数・スタッフ数まで考えて選びましょう。
サポートの受付時間は契約前に必ず確認しましょう。手書き伝票と電卓を予備に用意しておくことも大切です。
機器の手配・設置・設定が必要なサービスは、契約から利用開始まで数週間かかります。開店日から逆算して1〜2か月前には相談を始めましょう。
よくある質問
本記事は、ポスタス・funfo・スマレジ・Airレジ・ユビレジ・Squareの公式サイトと公式資料、比較サイト(PRONIアイミツ・ITreviewなど)の公開情報、スマレジの有価証券報告書、飲食料品の消費税率引き下げに関する閣議決定の内容をもとに、編集部が2026年11月6日時点の情報で作成しています。順位は「飲食店で注文から会計まで止まらずに回せるか」「導入・運用の手間の少なさ」を基準にした編集部の評価です。
まとめ:規模と「誰が面倒を見るか」で選ぶ
飲食店のPOSレジは、注文の取り方・キッチンへの伝え方・会計のタイミングで必要な機能が変わります。スタッフが複数いて客数が多い店、設置やトラブル対応まで任せたい店はポスタス、まず費用をかけずに始めたい小規模店はfunfoが選びやすい2つです。
テイクアウトがある店は、2027年4月の税率変更までにレジを見直す必要があります。入れ替えるなら補助金の事前着手制度も使えるので、資料で構成と費用を確かめ、早めに動き出しましょう。
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※料金は2026年11月時点で確認できた公開情報にもとづく目安です。導入前に、必ず各社の公式サイトで最新の料金・内容をご確認ください。

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