※相場は比較サイト・各社公式資料などの公開情報をもとにした目安です。総額や手数料の計算は仮の数字による編集部の試算で、実際の金額は見積もりで確認してください。
この記事の結論
POSレジの費用は「本体(ソフト)」「周辺機器」「導入・保守サポート」「見落としやすい費用」の4つで決まります。月額だけで比べず、3年間の総額と、トラブル時に誰が対応してくれるかをセットで比べるのが失敗しない選び方です。
- 小規模で会計ができれば十分:無料のPOSアプリ+機器を自分で買う形なら、初期10万円台から始められる
- スタッフが複数・客数が多い・業態の機能が欲しい:機器・設置・サポートまで一式の有料POSのほうが、トラブル時の損失を含めると割安になりやすい
- いちばん見落としやすいのは決済手数料:売上次第では、POSの月額より大きくなる
記事の中盤に、「無料POS+自分で機器購入」と「サポート付き一式」の3年総額を並べた比較表と、業態別に必要な機器のチェック表を用意しました。
業態別の構成と費用の目安がわかる資料(無料)
費用の「基準」になる1社として、ポスタスの資料を手元に置く
ポスタスは、飲食・小売・美容・クリニックの業態別にPOSレジを提供し、機器の構成ごとの費用の目安を資料で公開しています。機器・設置・365日サポートまで含めた「一式の金額」を1つ持っておくと、ほかの会社の見積もりが高いのか安いのか、何が入っていないのかを判断しやすくなります。
30秒でわかる、あなたの店の予算の目安
いちばん近いものを選んでください。
→ 初期10〜20万円前後・月額0〜数千円が目安。無料のPOSアプリ+機器購入が合う
→ 初期30〜80万円前後・月額1.5〜2万円前後が目安。設置・サポート付きの業態特化型POSが合う
→ 初期100〜200万円前後・月額2万円前後〜が目安。補助金を使う前提で計画する
※公開情報とポスタスの公式資料をもとにした編集部の目安です。
目次
POSレジ費用の4つの内訳
POSレジの見積もりは、この4つに分けて見ると、どこが高いのか・何が入っていないのかがすぐわかります。
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| 内訳 | 中身 | 見るポイント |
|---|---|---|
| ① 本体(ソフト) | POSアプリの利用料。月額制が中心で、無料プランがあるサービスも | 業態に必要な機能が基本料金に入っているか |
| ② 周辺機器 | タブレット、レシートプリンター、キャッシュドロワー、決済端末、キッチンプリンター、自動釣銭機など | 買い取りか、料金に含まれるか。台数は足りるか |
| ③ 導入・保守サポート | 設置作業、初期設定、スタッフ研修、電話サポート、故障時の駆けつけ | 土日・夜に電話がつながるか、現地に来てもらえるか |
| ④ 見落としやすい費用 | キャッシュレス決済手数料、インターネット回線、ロール紙などの消耗品、機器の買い替え | 売上に比例して増える費用がどれだけあるか |
※編集部が整理した一般的な内訳です。
「月額0円」の正体
月額0円のPOSレジは、①の本体が無料という意味です。②の機器は自分で買い、③のサポートはメールやチャット中心、という形が多くなります。「安い」のではなく「自分でやる部分が多い」と考えると、比べ方を間違えません。
タイプ別の費用相場
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| タイプ | 初期費用の目安 | 月額の目安 | 向いている店 |
|---|---|---|---|
| タブレット型(自分で機器購入) | 約8〜33万円 | 0〜数千円 | 小規模店、1人営業、移動販売 |
| タブレット型(機器・設置・サポート一式) | 約35〜80万円 | 約1.5〜2万円 | スタッフが複数いる中規模店、多店舗 |
| ターミナル型(専用端末) | 数十万〜100万円超 | 保守契約で変動 | スーパー、コンビニなど会計が多い大型店 |
| セルフレジ・券売機付き | 約100〜200万円 | 約2万円〜 | ラーメン・定食・カフェなど回転の速い店 |
※タブレット型(自分で購入)はミツモアの公開情報、一式・セルフレジはポスタスの公式資料(飲食店のレジ1台:初期396,000円〜・月額15,400円〜、ハンディ5台付き:803,000円〜・月額20,350円〜、セルフレジ卓上タイプ新規:1,100,000円〜、自動釣銭機タイプ:1,925,000円〜、いずれも税込)、ターミナル型は比較サイトの公開情報をもとにした編集部の目安です。
周辺機器の価格と、業態別に必要な機器
POSレジの総額を左右するのは、実は周辺機器です。業態によって必要な機器が違うので、まず「何がいるか」を決めましょう。
| 機器 | 価格の目安 |
|---|---|
| キャッシュドロワー | 約5,000〜6万円 |
| レシートプリンター | 約1〜8万円 |
| バーコードスキャナー | 約7,000〜6万円 |
| カスタマーディスプレイ | 約2〜5万円 |
| キャッシュレス決済端末 | 約0〜10万円 |
| キッチンプリンター | 約3〜5.5万円 |
| 自動釣銭機 | 約30〜110万円 |
※ミツモアが公開している周辺機器の価格相場をもとにしています。タブレット本体の価格は含みません。
業態別:必要な機器チェック表
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| 機器 | 飲食店 | 小売店 | 美容サロン | クリニック・整体院 |
|---|---|---|---|---|
| レシートプリンター・ドロワー | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| キャッシュレス決済端末 | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
| キッチンプリンター | ◎ | - | - | - |
| オーダーハンディ | ○(席数が多い店) | - | - | - |
| バーコードスキャナー | △ | ◎ | ○(物販がある店) | △ |
| 自動釣銭機 | ○(現金客が多い店) | ○ | △ | ○ |
| セルフレジ・券売機 | ○(回転の速い店) | ○ | - | △ |
| ソフトで欲しい機能 | テーブル管理・キッチン連携 | 在庫・棚卸・免税 | 予約・カルテ・DM | カルテ・予約・レセコン連携 |
※◎ほぼ必須、○あると便利、△店による、-ほぼ不要。編集部が整理した目安です。
「無料POS」と「サポート付き一式」の3年総額
飲食店でレジ1台を入れる場合を例に、「無料のPOSアプリ+機器を自分で購入」と「機器・設置・サポート付きの一式」を3年間で比べました。
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| 項目(税込・仮の例) | A:無料POS+自分で機器購入 | B:ポスタス(レジ1台一式) |
|---|---|---|
| 初期費用 | 約12万円(iPad約6万円+レシートプリンター約4万円+ドロワー約2万円) | 396,000円〜(機器・設置・導入サポート込み) |
| 月額 | 0円 | 15,400円〜 |
| 設置・設定 | 自分で行う | 現地調査・設置・WEB説明会まで対応 |
| トラブル時 | メール・チャット中心、自分で復旧 | 365日の電話+回数制限なしの駆けつけ |
| 業態の機能 | 共通機能が中心 | テーブル管理・キッチン伝票など飲食店専用 |
| 3年間の総額 | 約12万円 | 950,400円〜 |
※Aの機器代は仮の数字、Bはポスタスの公式資料の税込金額(初期費用+月額×36か月)による編集部の試算です。どちらも決済手数料・回線・消耗品は含めていません。
差額の約83万円で、何を買っているのか
金額だけ見ればAが圧倒的に安く、1〜2人で営業する小さな店なら、まずAで十分です。一方で、差額の約83万円(月あたり約2.3万円)でBが買っているのは、設置と設定の手間、スタッフ研修、業態に合った機能、そして「営業中にレジが止まったとき、すぐ誰かが助けてくれる」安心です。
たとえば客単価3,000円で1時間に20組が会計する店なら、レジが1時間止まるだけで6万円分の会計が滞ります。繁盛している店ほど、「止まったときの損失」が月額の差を上回りやすくなります。
ポスタスの料金・評判をもっと詳しく
ハンディ5台付き・セルフレジ付きなど4つの構成の「1年目」「3年間」の総額、業態別の4プラン、口コミの傾向、デメリットまでまとめています。
見落としやすい決済手数料の試算
POSレジの比較で最も見落とされるのが、クレジットカードや電子マネーの決済手数料です。売上に比例して増えるので、繁盛店ほどPOSの月額より大きな金額になります。
| 月の売上(キャッシュレス比率50%) | 手数料率3.0% | 手数料率2.5% | 差額(年間) |
|---|---|---|---|
| 150万円 | 月22,500円 | 月18,750円 | 45,000円 |
| 300万円 | 月45,000円 | 月37,500円 | 90,000円 |
| 600万円 | 月90,000円 | 月75,000円 | 180,000円 |
※「月の売上×50%×手数料率」で計算した編集部の試算です。手数料率は決済サービス・ブランド・契約条件で変わります。
POSレジ選びは「どの決済端末とつなげるか」もセット
月の売上300万円の店では、手数料率が0.5%違うだけで年9万円の差になります。POSの月額を数千円下げることより、連携できる決済端末と手数料率を確認するほうが、総額に効くことも少なくありません。見積もりの際は、POSと決済端末をセットで比べましょう。
費用を抑える5つの方法
2026年度から「IT導入補助金」は「デジタル化・AI導入補助金」に名前が変わりました。インボイス枠では、POSレジのソフトウェアが中小企業で最大3/4・小規模事業者で最大4/5、レジ・券売機などのハードウェアが1/2(上限20万円)補助されます。交付決定前に契約したものは対象外になるのが基本なので、契約の前に動きましょう。
補助金は、事務局に登録されたITツールしか対象になりません。たとえばポスタスは、POS+ food・beauty・retailなどのソフトウェアに加え、タブレットや券売機などのハードウェアも対象として案内しています。資料請求の段階で「補助金を使いたい」と伝えるのが近道です。
まずレジだけで始め、忙しくなったらハンディ、人手が足りなくなったらセルフレジ、と後から追加できるサービスを選ぶと、初期費用を抑えられます。
ハンディやキッチンプリンターは「なんとなく多め」に入れがちです。一番混む時間帯のスタッフ数と席数から、必要な台数を決めましょう。
機器の構成・台数・サポート内容をそろえて比べないと、安く見える会社が実は機器別料金だった、ということが起こります。下の「見積もりで確認したい10項目」を使ってください。
※補助金の内容は、デジタル化・AI導入補助金2026の公表内容とポスタスのプレスリリースをもとに整理しました。公募の時期・要件は年度ごとに見直されるため、最新の公募要領で確認してください。
見積もりで確認したい10項目
| 確認すること | なぜ聞くのか |
|---|---|
| 1.初期費用に含まれる機器と台数 | 機器が別料金だと、あとで総額が大きく変わる |
| 2.機器は買い取りか、レンタルか | 解約時に機器が手元に残るかが変わる |
| 3.設置・設定・研修は含まれるか | 自分でやる場合は、その時間もコスト |
| 4.サポートの時間帯と、駆けつけの有無 | 営業時間中に電話がつながるかが一番大事 |
| 5.業態に必要な機能が基本料金内か | 在庫・カルテ・キッチン連携が有料オプションのこともある |
| 6.連携できる決済端末と手数料率 | 売上次第でPOSの月額より大きくなる |
| 7.ネットが切れたときに使えるか | クラウド型でもオフラインで動くかはサービスによる |
| 8.契約期間と、途中解約の条件 | 閉店・移転・乗り換えのときに困らないように |
| 9.補助金の対象か | 対象なら初期費用が大きく下がる |
| 10.申し込みから利用開始までの日数 | 開店日・入れ替え日に間に合うか |
※編集部が作成した確認リストです。スクリーンショットを撮って、見積もりの相談に使ってください。
小さな飲食店で、まず無料で始めたい方へ
iPadがあれば月額0円から使える、飲食店向けのPOSレジ・モバイルオーダーもあります。「まず無料で始めて、店が大きくなったら一式のPOSに移る」という順番も選び方の一つです。
よくある質問
本記事は、比較サイト(ミツモア・PRONIアイミツ)のPOSレジ・周辺機器の価格相場、ポスタスの公式資料(POS+ food・POS+ selfregi)とプレスリリース、デジタル化・AI導入補助金2026の公表内容をもとに、編集部が2026年11月6日時点の情報で作成しています。3年総額・決済手数料・損失額は仮の数字による編集部の試算で、実際の金額を保証するものではありません。
まとめ:月額ではなく「3年総額+止まったときの安心」で比べる
POSレジの費用は、本体(ソフト)・周辺機器・導入と保守のサポート・決済手数料などの見落としやすい費用の4つで決まります。小さな店なら無料のPOSアプリと機器購入で10万円台から始められますが、スタッフが複数いて客数が多い店ほど、設置やサポート、業態に合った機能まで含めた一式のほうが、トラブル時の損失を含めて割安になりやすくなります。
まずは業態別のチェック表で必要な機器を決め、補助金を使う前提で、同じ条件の見積もりを2〜3社で比べましょう。基準となる1社の資料を手元に置いておくと、ほかの見積もりの良し悪しがすぐに判断できます。
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※相場は公開情報をもとにした目安です。総額・手数料・損失額は編集部の試算です。導入前に、必ず各社の公式サイト・見積もりで最新の金額をご確認ください。

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